同期信号 (ON CAM / ON OTHER / 可変周波数) について
○カメラの同期設定
FASTCAMシリーズの 同期設定には、「ON CAM (Pos/Neg)」と「ON OTHER (Pos/Neg)」の2種類があります。
機種によっては「可変周波数同期」機能がついており、変動する周波数にも追従して同期することもできます。
○定常/非定常(変動)信号について
まず定常信号と非定常信号の例を記します。
可変周波数同期機能で追従する非定常信号とは、以下の図のような信号が該当します。

○可変周波数同期 対応機種の場合
・ON CAM設定時
あらかじめカメラを変動する信号に対して+20%ほどのマージンをとった速度に設定します。
(例: 最高10,000Hzなら12,000fps)
信号の変動が正確な場合は、このマージンは設ける必要はありません。
この状態で「ON CAM」設定に変更し、撮影します。
信号を入れていない状態では、機種により完全に撮影停止するものと、約48Hzで稼働するものがあります。
・ON OTHER設定時
あらかじめカメラに最高速度の信号を入れた状態で、「ON OTHER」設定に変更することで、周波数がロックされます。
このロックされた周波数を最高値として、変動した周波数に追従して撮影します。
あらかじめ最高速度の信号を入れておかないといけないため、マージンの確保が難しいことがデメリットです。
定常信号の場合は、「ON CAM」設定と違い1Hz単位で正確な周波数が表示されます。
機種ごとの違い
SA-Z、SA-X2、SA-X
・・・ 最低約48Hzで自走します。
MiniAX、WX、UX、Multi
・・・ 同期信号が入力されていないと動作せずライブ表示も停止します。
○可変周波数同期 非対応機種
・ON CAM設定時
あらかじめカメラを入力する信号周波数に合わせて設定します。
この状態で「ON CAM」設定に変更し、撮影します。
信号を入れていない状態では、約48Hzで稼働します。
・ON OTHER設定時
あらかじめカメラに信号を入れた状態で「ON OTHER」設定に
変更することで、周波数がロックされます。
「ON CAM」設定と違い1Hz単位で正確な周波数が表示されます。
○その他補足事項
同期する場合の最低周波数は5Hz程度となります。
これを下回ると、Over Sync時と同様、映像にレベル変動が発生する場合があります。
ON CAM設定の欠点として、カメラの設定周波数でcihxファイルが生成されます。
このため、定常信号を入れている場合であっても、カメラ設定に無い周波数の場合はcihxファイルには実際の動作と異なる速度が記録されます。
ON OTHER設定にした時、信号を入力していないと「No Sync」の表示になります。
これを利用して、信号が正常に認識できているか、またはケーブルが断線していないかチェックすることができます。
可変周波数同期の場合でも、シャッター速度は現在の設定から変動しません。


